昭和十五年。考古学者本郷直樹は次男の真二が自分と同じく学問の道を志すことを喜んでいた。兄の英一は父の意に反して海軍少尉になっていた。一方、船大工の小田切武市は一人息子の正人が海軍兵学校に合格したので有頂点になっていた。十八年間海軍に勤めても下士官止りの武市は正人の将来は約束されたと信じて疑わなかった。一年が過ぎた。世界情勢は日毎に緊迫の色を強め、戦争の予感は現実のものになろうとしていた。昭和十六年十二月八日、早期和平を強調する山本五十六のもとで、連合艦隊は、ハワイ真珠湾に奇襲をかけた。次々と炎上する米海軍
座頭市は旅篭で病死した母親から、夫・庄吉のもとに息子を連れていくことを頼まれた。悪代官に監禁されていた庄吉を助けた市は、公儀隠密の赤塚多十郎と対決する……。剣豪スターの近衛十四郎が、堂々たる風格をみせる。
ヤクザ組織の盲目の支配者に、座頭市が窮地に立たされてしまうシリーズ第21作。アイデアマン・勝新太郎が、初めて正式に脚本に参加しているが、特に目新しい趣向は見られない。市のライバル役の仲代達矢は、得意のギョロ目をむいてすごんでみせるものの、「椿三十郎」の時のような迫力はない。
大阪のチンピラ・サブは駅前で家出娘を引っかけようと仲間と網を張っていた。そこへ現れたのが花子で、サブたちはまんまと誘惑に成功する。だが仲間が花子をだましてワイセツ映画を撮ろうとした時、サブは花子を連れて逃げ出した。母親がいないという似た者同志の親近感が生まれて、ふたりの仲は深まった。金に困ったサブは、花子をエサに気弱そうな中年男(有島)に因縁をつけると、男は非を詫びて、ビールまでおごってくれる…。大阪のチンピラヤクザと貧しい生まれの女のほろ苦く哀しいコメディー。
昭和初年,日本电影业正处在蒸蒸日上的时节。群星璀璨,名匠辈出,人人为电影狂热。在浅草帝国电影院卖香烟水果的女孩小春(有森也实饰)清新秀丽,并且秉承了演员父母的表演天赋。她出众的形象很快为名导小仓(すまけい饰)发现,最终将其带入了蒲田摄影所。当然,表演的道路十分艰辛,小春起初只能演一些没有台词的小角色,并且经常因演技受到导演的斥责。伤心的小春一度萌生退意,但在家人和副导演岛田(中井貴一饰)的鼓励下,她又重新走入片场。努力的小春不断磨练演技,同时得到与众多名导合作的机会。随着蒲田当家花旦川岛澄江(松坂庆子饰)